こじらせ女子の末路

非倫理的社会不適合者です。

『人は、心で思っているままの人間になる』 (ジェームズ・アレン)

『人は、心で思っているままの人間になる』

 (ジェームズ・アレン)
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イギリスの作家さんです。自己啓発本や詩が有名なのだそう。
今日この作家の言葉が目についたそもそもの原因は、私の家の真横にある本屋の新書コーナーに(噴飯ものといっては失礼であろうか…)『鏡の法則』が未だに置いてあったから。
 
あれの発売当時、「9割の人が泣いた!」というクソみたいな宣伝文句のせいで、私の購買意欲がガタ落ちし…立ち読みで10分ほどで読了しました。
 
内容がうっすいのと文章が稚拙すぎて、子ども向けの本?でも自己啓発本ですよね?何狙い?と頭を抱えた覚えがあります。
 
そんな本が未だに新書コーナーの目のつく場所に置かれていることに、驚きと少しの嫌悪感を感じる私。
 
自己啓発本か〜〜〜〜と帰ってきてから、ネットをちらほら検索していてこのジェームズ・アレン氏の言葉にヒットしたというわけです。
 
『人は、心で思っているままの人間になる』
 
他にも
 
『思考は現実化する』
 
などの名言を残されてますが…これね〜頭のいい人の言葉だな〜と染み染み思うのです。
 
なぜなら、この言葉は自分をセルフコントロールできている状態を前提としているから。自分で自分の感情をコントロールし、行動も感情に伴って行動するわけで、感情をセルフコントロールできていれば自分のなりたいもの(というか人物)になれる、ということですよね。
 
でも現実はそう上手くいかない。
 
なぜなら、人は産まれながらにしてその能力に個体差があり、知的能力が誰しもジェームズ・アレン氏ほど高くないからです。私も然り。
 
まず、上記の
 
『人は、心で思っているままの人間になる』
『思考は現実化する』
 
という言葉を、作品を読まずに言葉だけを見る。この言葉の“思っているままの人間”とは、人格や考え方のことを言っているのだけど、短絡的に考える人間は「自分は社長だ!って思ってると社長になれるんだーーーー」とか「キレイキレイって言ってれば、美人になるのね」などというトンチンカンな方向へ走りかねない。
 
というかそういった自己啓発本もあります。私に言わせれば頭オカシイ。
 
「僕は社長だーーー」って言ってたって企業するスキルと知能と財力がなければ会社はなりたたないし、実際経営はそんな甘っちょろいものではないでしょう。
 
ブスは鏡みて何度「私はキレイ」と唱えたところで、ブスはブスです。
自分で自分を慰めている暇があったら、お金貯めて美容整形いけよと。美容整形は言い過ぎかもしれませんが、オシャレするとか、自分に合ったメイクを探すとか。そのほうが合理的だと思うんです。
 
心のセルフコントロールについてはとても大切なことだと思う。こうなりたい自分を思い描くのもいいと思います。でも、それを現実化させるためには、じゃあどうすべきか?といったことを考える思考力が必要。そして思考力を維持する精神力。かつ、その思考力をパワー源にすることで実行にうつすことのできる行動力。
 
って考えてみたら、無理ゲーじゃない?!
 
そんなのもともとハイスペ人間じゃないとムリだよ!そもそも思考力培うところから始めなきゃだよ!よし、生まれ直そう(窓ガラガラ、3階からピョン!)
 
ってなりかねない。
 
もう心のセルフコントロールなんて高尚なものが自分にできるだなんて思えなくなってきましたが…(何度も言いますがセルフコントロールしようとする方の努力は否定しませんよ)
 
世の中の自己啓発本の言葉をうのみにしてる思考力の貧相なブスども!手っ取り早い方法は、鏡見て「自分はキレイキレイ」って魔法かけるより、レッツゴー美容整形だ!
 
あれ?自己啓発の話をしてたはずなんだけど、おかしいなあ。