白か黒かの人は人生、生きづらい問題。
今日は久しぶりに歳下の男友だちとごはんを食べに行ったのですが…
今までは病んでる私に対して「生きてるだけで君はじゅーぶん」的なこと言ってくれてた擁護派だったのですが、今日の彼は一味違った。なんか正論ふりかざしてきた。
私、若かりし頃は彼と同じく白黒ハッキリ人間だったんですよ。悪いことは悪い!浮気するやつなんか死ね!地獄へ落ちろ!
や、今でも好きな人が他の女と寝るのはイヤですよ。でもめっちゃイケメンで金持ってて自然と女の子が寄ってきまくる人だったら、しょうがないやって許しちゃうかもしれない。イヤだけどね。
それを「絶対に許さないんだ!!!」ってなるのが白黒人間。許さないことばっかりだと許せない人が多いわけで
だからか彼は「友だちが少ない」そうです。
昔は私も白黒つけたがってて、しかもそれが正しいんだって信じてて。だから結婚なんてできなくて。正しいとか正しくないとかウルサい女子って嫌われるんですよ、男から。
友だちはまだしも彼氏ともめたとき、必ず正論ふりかざすので男は立場がなくなって別れることになる。
そんな正論を今日はドスンと突きつけられたんですが…
なんか懐かしく感じちゃって、羨ましくなっちゃって。そんな正論言えてる彼が。昔のワタシみたいで。
ちょっと泣きそうになっちゃったりなんかして。
正しいことを正しいって言えるのは自分が正しいからなんだろうけど、でもそれが幸せなの?って言われるとちょっと違うんですよ。
世の中は正しいだけの人なんていないんです。そんな中、みんな折り合いつけて生きてるんです。
昔は浮気した彼氏を上から罵りまくってその挙句フラれてた私でしたが…
まーその男とは別れて良かったとは今でも思いますが、その他のフラれた男には(どんだけお前はフラれてるんだ)浮気してるの見て見ぬフリできてたら良かったなーなんて思います。
すごい好きだった昔の彼と結婚できた奥さんは“見て見ぬフリ”が上手にできる人だったようです。
そんなグレーがまかり通ってる世の中。
あるとき、白だけじゃやってけないんだ…って私の中の何かが壊れ、今では黒に近すぎるグレー。
グレーって言い張ります。断固として。
白黒はとても綺麗なように見えて、誰も幸せにならない不幸の法則なんだと再認識した今日。白黒つけたがる彼の意見は、登場人物全員が不幸になるエピソードなんですよ。正しいからって…それが幸せとは限らない。
でもやっぱり浅はかなんだけどその清らかさは少し羨ましくも思える。純粋だからこそ思えるんだろうな。
だけど青年よ、たぶんそのままじゃ君は大きな壁にぶちあたったときに自分や相手をグレーで誤魔化せずに相手をゆるせず別れを選ぶことになるんだよ。
そうやって自分の嫌なものを切り捨てて生きていってもそれはそれで良いのかもしれないけど、上手くいってるように見えてる人間関係は意外とグレーだったりするんです。