こじらせ女子の末路

非倫理的社会不適合者です。

友達ならばちゃんと言うべきなのか。

何でもかんでも素直に言葉を相手に伝えるのは正しいことでもなんでもなく、時と場合によっては相手をただ傷つけるだけの迷惑行為だと思うのです。

「正しいことは言って良い」と親に育てられたからといって、素直にブスにブスと言い続けた結果、中学3年間女子から全力でいじめられぬいた私です。バカだったなあ!

 

話は変わり、少しレベルが低くアホくさいと感じる方がいるかもしれないことを先にお詫びしておきます…。

友人A子に最近彼氏ができたらしく、彼女からは「今度紹介するね」と言われており、実際紹介される機会があったイベントに私が参加しなかったりなんかで、その友人彼には会えずじまいでいました。(特に興味もなかったですし)

そんなある日、A子との共通の友人(男性)たちと遊んでいると「A子の彼氏の家でパーティーしてるから暇だし参加しようぜ」という流れになりました。言い出しっぺの友人に「A子はいるの?」と聞くと「たぶんいると思うよ!」とのこと。じゃ、行こっかな〜なんて軽い気持ちでお邪魔したのですが…A子彼氏宅に着いてみると、知らない女の子ばっかり…そしてなぜかA子がいない…。ううむ、帰りたい。だが来たばっかりだ。とモヤモヤしながらもその会に参加することに。

A子はその日はいなかったらしく(A子に直接連絡とらなかった私が悪いんですが)、A子はいないが一応A子彼氏さんに挨拶をする私

「あ…A子の大学からの友人のこじらせです(ぺこり)」

それに対する反応がなんかよろしくない。

周り「A子って誰?」

A子彼氏「顔がでかい女。25歳とか言ってるけど見た目30以上のババア」

なんなんだこの男は?!友人だと挨拶した私がいるにもかかわらずA子のことをdisりだした。確かに昭和時代の生まれであるにもかかわらず25歳とサバを読むのはやりすぎだと思いますが、この彼も失礼すぎます。不穏な空気を読みとりながら話をしていると、どうもこのA子彼氏はA子のことを彼女だとは思っていないよう…それどころか別にしっかりと彼女(A子ではない)がいるという話を聞きました。これはどう本人に伝えるべきか…と悩みながら帰宅し、とりあえずA子に彼氏の家にお邪魔したことと、行くことになった経緯をともに伝えました。するとA子激怒「彼氏の家に勝手に行くなんてひどいよおおおお!?!?」と。そもそも彼氏じゃないようですが…それは置いといて。事前にA子がいるか確認をしなかったのは確かに悪かったと思いましたし、“彼氏の家に女友達がいく”ことは気持ちのいいものでないことは理解できるため謝罪しました。そして大勢で行ったことや、一人だけ抜けれない状況であったことなどを考えて許してくれるかな〜と思っていたのですが、A子の怒りはおさまらず怒りのLINEが続々と…。ううむ…わが友人ながらだいぶ面倒くさい!こんな状況の中、彼の家で聞いた話をしたところで聞く耳を持たないだろう…と思った私は続々と届く怒りのLINEを既読スルーすることにしました。

翌日返事がまったくないことに不満を感じたA子から電話がかかってきました。少しは落ち着いたかな〜なんて思いながら電話に応じたのですがまだプンプンな模様。話を聞いてるうちに少し落ち着いたA子。わかったのが、A子も彼女扱いされていないことは自覚している(じゃあ彼氏なんて言うなよ)けれども彼のことが好きで、そのためストレスが溜まっているようでした。30超えて何やってんだ!なんて言わないであげてください。年齢が高いからといって精神年齢が高いとは限らないのです。その電話で私が話したのは、彼はA子のことを彼女とは言わなかったこと、世間で言われるダメオ代表(無職のアラフォー)男性であるためやめたほうがいいんじゃないかということでした。

 

そんな彼女に彼氏が言っていた話の詳しい内容を伝えるべきか否か?

ダメな男であることは十分わかっていると思います。しかし“彼女扱い”されてないにもかかわらず自分が彼女だと周りに言いたいくらい彼のことが好きで諦められない。頭で理解していても気持ちがうまくコントロールできない感覚はわからなくもないです。A子は精神年齢が幼いことに加え、入院経験も過去にあるくらい精神的に弱い部分をもっていることを私は知っています。普通なら常軌を逸したと思うレベルの怒りLINEも許せるのは私が彼女の過去を知っているからこそなのです。

「友達ならばありのままを伝え彼と別れさせるべきだ!」と言う方もいますが、そんなことで諦めがついていたらとっくの昔に別れているでしょう。心が強く賢い人ならば私も伝えます。ですが精神が幼く脆いA子が、自分が裏で好きな人にひどく言われていることを知ったら、どうしようもなくただただ死にたくなるだけなんじゃないかなと。伝えてどうなるかは伝えてないからわからないけれど、状況が良くなる確率が低いのならば伝えるべきじゃないと私が判断した次第です。

 

30過ぎたおばさんと40間近のおじさんの間で繰り広げられる、加齢臭漂う香ばしい恋愛(わりとA子の一方的な)話でした。